3度の「ありがとう」
小さな子供ほど「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える。
大人になればなるほど、「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えるに躊躇する。
自分では気が付いていないのかもしれないが、この2つのワードを、素直に言える人と、言えない人では、相手への印象が大きく変わる。
そして、自分がそれを言えていない事に気が付いていない人も多い。
私は飲食店の店長職を長年務めているが、
「○○さん、レジ会計が間違っていたから、次回から気を付けてください」
と伝えても
「わかりました。」
のみの返答をする人も多いです。
また、
「急に、体調が悪くなったので、明日お休みさせて頂きたいです」
との連絡があり、
「○○さんが代わりに出てくれることになりました。お大事にしてください」
と伝えると
「分かりました。」
との返答。
これを受けた、受け手側は
「なんだかなぁ!」とモヤっとするはずです。
私は10代の時に、先輩に3回「ありがとう」を伝えろ!
と教えられました。
例えば、上司にご飯をご馳走になった場合。
- ご馳走された時
⇒ご馳走様でした。楽しい時間をありがとうございました。
- 家に帰った時
⇒無事に家に着きました。本日は美味しい食事をありがとうございました。
- 後日、会った時
⇒先日は、ありがとうございました。
何だかしつこいように感じますが、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて、
嫌な気持ちになる人は、早々いません。
たったこれだけで、相手への印象が大きく変わるのであれば、やらないのは損なだけです。そして意外とこれが出来ている人が少ないのが現実です。
言われてみると簡単な物事も、当たり前に出来る状態になるのには努力が必要です。
「ありがとう!」を3回!今一度意識して、伝えて行こう!